人生哲学の並木道

2018年11月

苦難にも負けず、たとえ倒れても、断じて立ち上がり、
乗り越え、勝ち越えていくところに、人生の真の幸福があり、喜びがある。

人生は、戦いである。
人生は、挑戦である。
人生は、鍛錬である。
困難を避けて、人生はない。

いかなる試練に直面しようとも、
「さあ戦おう!」
「成長するチャンスだ!」
と勇んで立ち向かっていく、「強い自分」をつくるのが日蓮大聖人の仏法である。

この「戦う魂」を持った人が最後は勝つのだ。

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文化部設置という、この新しい展開に示された戸田先生の構想は、最初から人類の文化活動全般に向けられていた。
それは、人間の幸福の実現をめざす日蓮大聖人の仏法の実践展開として、必然的なことであった。
したがって、文化部の活動は、政治の分野に限られるものではない。
もっと広範な社会的分野における活動が、意図されていたのである。
創価学会の存在を際立たせているものは、日蓮大聖人の仏法の唯一の正統派として、広宣流布を掲げ、立正安国をめざす実践活動に尽きるのである。
この実践活動は即、一人の人間に人間革命をもたらす実戦でもあった。
自らの生命を革命したといっても、社会に生きる一社会人であることには変わりはない。
その一人ひとりが、社会建設の新しい力を発揮していくはずである。
そして、この慈悲の哲理を掲げた運動の波動は波動を呼び、やがて社会のあらゆる分野を潤していくことになるのも確かなことだ。
いかにそれが、遠い道のりに思われようと、他に確実な方途がない以上、確信のあるこの道を、まっしぐらに進むよりほかに使命の完遂はない。
戸田城聖は、広宣流布の遥かなる道程をつぶさに思いつつ、文化部の手塩にかけた要員をもって、社会を覚醒させる第一歩を踏み出したことに、油断のない配慮を、あらためて重ねなければならなかった。

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